「孤高」の補足

先日の「孤高の巨匠」というタイトルの日記の中で引用した「孤高」の定義が、どうもよそよそしい感じで今ひとつ腑に落ちないので、言葉の定義ではないけど内容を良く表していると感じる小林秀雄の講義の録音「信ずることと考えること」より抜粋して引用し直しておきます。

・・・信じるってことは責任をとることです 僕は間違って信じるかもしれませんよ 万人のごとく考えないんだからね僕は 僕流に考えるんですから勿論僕は間違います でも責任はとります それが信ずることなんです だから信ずるという力を失うと、人間は責任をとらなくなるんです  そうすると人間は、集団的になるんです 会がほしくなるんです・・・(中略)・・・自分流に信じないからイデオロギーってもんが幅をきかせるんです だからイデオロギーは匿名ですよ常に 責任をとりませんよ・・・

小林秀雄の映像とかがあれば面白いと思うのですが、なかなか見つけられません。

上記の様な音源をアップしたものは検索すると見つけられますが、たぶんチョサッケンがどうのこうののアレだと思うので、リンクはしないでおきます。

ちがうやつですが、キャプチャーだけ拝借しときます。

しかし、このおっさんの言うことは、いちいち面白いです。的を得てます。

文章で読むのも面白いけど、喋ってるのを聴くのは生々しくてさらに面白い気がします。

さっき気づいたんですが、小林秀雄は白須次郎と同い年なんですね。

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