先日取材していただいてから、リメイクピアノについて今更ながらいろいろと考えているんですが(←遅い)、「なぜピアノをリメイクするのか」という質問に「じゃぁ、なぜしないのか?」という質問で返したくなるので、まずこの性格をどうにかしなければならないと思います(笑)
以前このブログで「ピアノはなぜ黒いのか」という本を紹介したことがあったのですが、この本の冒頭では、ピアノが黒いものという常識が日本だけのものだということが述べられています。
厳密に言うと、日本の常識というより日本製の…ということだと思うわけで、要は、工業的にピアノを大量生産しはじめて成功したのが日本のメーカーで、それは世界を席巻したので世界の常識にもなったのではないかと思うのですが、最初と最後を結ぶと、黒いピアノは大量生産するのに都合が良かっただけの話ですね。(←直訳し過ぎ…本ではもっと遠回しに書いてありますw)
ピアノにはどのメーカーでも製造番号が打ってあって、だいたい製造開始時からの通し番号になっているので、現行のピアノの製造番号はほぼ生産台数の累計となります。
以前、製造番号と製造年の関係を簡易的なグラフにしてみたことがありました。
老舗のピアノメーカーの中でもいちばん生産台数の多いスタインウェイと比較しても、このようなグラフになりました。
このグラフを見ただけでも、それまでのピアノ生産の過程とそれ以後では明らかに異なるであろうということが容易に想像出来るのですが・・・(中略)・・・。(笑)
一般的な価値観や共通認識は、元を辿るとけっこう不純な動機だったりするんじゃないかという様なお話です(笑)
50〜60年前は、車といえば黒塗りだったという様な話に似てると思います。
追記:関連記事 静岡県内のピアノ生産、47年ぶり10万台割れ確実 09年

感謝 <(__)>
不純な動機とかできごころとか(笑)
♪朋ちゃん
そです。
それがいちばんの原動力で、理屈は後でどうにでもなること(笑)