ここ数日は暖かな日が多くなり、ようやく春らしくなってきました。
工房ではあいかわらずピアノのリメイクをしつつ、
なっちゃんと一緒に調律の旅に出掛けたり、お客さんの家に消音装置を取り付けに行ったり、
また工房に帰って来て、キーボードを直したり、
バンドネオンを直したり、
してます。
町の修理屋さん的な、素敵なじじいになれそうです(笑)
てか、カメラのデータをパソコンに取り込んだついでにブログを書いてる感たっぷりですみません(笑)
「20世紀の巨人」とは、奥さんのゴールトベルク山根美代子さんがシモン・ゴールトベルクについて書いた本のタイトルです。
シモン・ゴールトベルクの演奏は聴いたことがないのですが、フルトヴェングラーの招きで弱冠20歳でベルリンフィルのコンマスに就任したとか、ヒンデミットたちと弦楽三重奏団を組んで活動したとか、リリー・クラウスとデュオを組んで活動したりしていたとのことで、ボクが知ってる数少ないクラシック名演奏家の名前がよく出てきたり、ハイドシェックはヒンデミットの曲やクラウスの演奏がお気に入りだということもあって、かなり親近感を覚えます。
なぜいきなりこの話かというと(笑)、今日は発表会の調律に呼んでいただいたのですが、ホテルの敷地内にあるかわいらしいチャペルが会場で、そのホテルはゴールトベルクの終の住処になったところでもあって、所縁の品が展示してあったり、ホテル住まいのその部屋がアニバーサリー・ルームとして保存されていたりして、つい思いを馳せてみたくなってしまったというところです。
音楽に限らないのですが、「そのアーティストが見ていたもの」を見るというのは、作品そのものを見たり聴いたりすることと劣らずに好きかもしれません。
ということで(笑)、以下、写真の羅列です。
Thanks!:立山国際ホテル
先日中古のピアノをご購入いただいた看護士さん、ピアノが大好きで調律もやってみたいということで、今日は調律お試し会(?)をしました。
調律は、奥は深い(らしい)ですが、間口はそんなに広くない気がするので、単純に調律のみに限っていえば基本的な理屈は数分で理解出来ます。
彼女も呑み込みが早く、耳も良い様だったので、けっこうすんなり「やるべきこと」が分かったみたいでした。
調律の体験は随時受け付けますので、ピアノ買って下さい(笑)