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2本ペダルのピアノ

忘れた頃に仕事ネタ のコーナーです(笑)

2本ペダルのピアノ

せっかく良いピアノなのに、ペダルが2本しかないというだけで粗大ゴミ扱いされるという方に、「ピアノ弱音器」という後付け型のマフラー(真ん中のペダルの役割)のご紹介です。

ピアノ弱音器

パッケージの時点で若干レトロな感じもしますが、

ピアノ弱音器の部品

中身はハイテク満載…でもなくて、至ってシンプル。

ピアノ弱音器取り付け

ピアノの大きさに合わせて組み立てて取り付けます。

ピアノ弱音器取り付け完了

レバーのストロークとマフラーのかかり具合を確かめながら、位置を微調整して固定したら出来上がり。

ピアノ弱音器 レバー

ペダルの代わりに取り付ける手動のレバーも木製でかわいらしいです。

(パーツ12,000,- 取り付け10,000,- +税 = 23,100,- )

・・・・・・・・・・・

今日はなっちゃんの10歳の誕生日です♪

先日、例の猿倉山に行って、おしりそりデビューしましたw この後(というか、お昼頃からT先生が連れて行ってたのに)まったく帰りたがらなくて逃げ回って車に乗らず、ついにはおそるおそる車で先導しながらやっとの思いで帰りました。

日帰り

昨日は納品点検と打ち合わせで、西東京市、武蔵野市、目黒区のお宅にお邪魔させていただきました。

西東京市 Y様

西東京市 Y様

武蔵野市 K様

武蔵野市 K様

毎回のことですが、素敵なお宅にすっかり馴染んだピアノを拝見すると幸せな気持ちになります。本当に感謝です♪

そして、毎回のことですが、お客様とのやり取りは、段取りと滑舌が悪くて本当にすみません(笑)

日曜の早朝(土曜の深夜?)に出発して、帰りには例によって草津温泉にザブッと浸かりながら、深夜(日付は変わっていましたが)に帰宅という強行日程でしたが、年末までのラストスパートに備えて急速充電させていただいた気分です。どうもありがとうございました☆

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リメイクピアノについて

先日取材していただいてから、リメイクピアノについて今更ながらいろいろと考えているんですが(←遅い)、「なぜピアノをリメイクするのか」という質問に「じゃぁ、なぜしないのか?」という質問で返したくなるので、まずこの性格をどうにかしなければならないと思います(笑)

以前このブログで「ピアノはなぜ黒いのか」という本を紹介したことがあったのですが、この本の冒頭では、ピアノが黒いものという常識が日本だけのものだということが述べられています。

厳密に言うと、日本の常識というより日本製の…ということだと思うわけで、要は、工業的にピアノを大量生産しはじめて成功したのが日本のメーカーで、それは世界を席巻したので世界の常識にもなったのではないかと思うのですが、最初と最後を結ぶと、黒いピアノは大量生産するのに都合が良かっただけの話ですね。(←直訳し過ぎ…本ではもっと遠回しに書いてありますw)

ピアノにはどのメーカーでも製造番号が打ってあって、だいたい製造開始時からの通し番号になっているので、現行のピアノの製造番号はほぼ生産台数の累計となります。

以前、製造番号と製造年の関係を簡易的なグラフにしてみたことがありました。

ピアノの製造番号(≒生産台数)

ピアノの製造番号(≒累計生産台数)

老舗のピアノメーカーの中でもいちばん生産台数の多いスタインウェイと比較しても、このようなグラフになりました。

このグラフを見ただけでも、それまでのピアノ生産の過程とそれ以後では明らかに異なるであろうということが容易に想像出来るのですが・・・(中略)・・・。(笑)

一般的な価値観や共通認識は、元を辿るとけっこう不純な動機だったりするんじゃないかという様なお話です(笑)

50〜60年前は、車といえば黒塗りだったという様な話に似てると思います。

追記:関連記事 静岡県内のピアノ生産、47年ぶり10万台割れ確実 09年

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