小出裕章」タグアーカイブ

ガンジーの墓に刻まれている「7つの社会的罪」

「7つの社会的罪」マハトマ・ガンジー

・理念なき政治
・労働なき富
・良心なき快楽
・人格なき知識
・道徳なき商業
・人間性なき科学
・献身なき崇拝

小出さんの参議院行政監視委員会での意見を聴こうと思って参議院TVに何度もアクセスを試みましたが、誰かの罠かと思うくらいwになかなか繋がらず、ようやく繋がったと思ったらもう終わりの方でした T_T

意見の最後に小出さんが引用していた、ガンジーの墓に刻まれている「7つの社会的罪」について、忘れないうちに書き留めておきます。

(追記 
■参議院TVに上記の録画がアップされました。

■例の小出裕章 (京大助教) 非公式まとめサイトの該当ページ



この七つの罪は、民主党や自民党や東電や経団連のことばかりを言っているわけではないということ。

「社会」に乗っかっている一人一人に向けられているはず。


ひさしぶりに、もやもや日記の続き

久々の「もやもやカテ」(仮・笑)ですが、引き続き、生暖かく放置の方向でお願いします。

■■■■■■■■■■

前回(笑)までは、ヴィヨンの解釈 → 小林秀雄という流れで来ていたのですが、松岡正剛に言わせると「小林の哲学の70パーセントはベルクソンである」そうで、ベルクソン、ショーペンハウアー、ニーチェのペシミズム/ニヒリズム界隈を彷徨っているときに不幸にも大震災が起きたわけですが、こういう非常時には日常的には顕在化し難い社会的な仕組みやイデオロギーなどが大地震後の断層の露頭の様に露出する感じで、そういう意味では不謹慎ですがちょうど良いタイミングで現代社会の構造を断面から観察出来ている様に思います。

そして、普段からその傾向は強いですけど、この様なときには尚更、ニーチェのいうところの「ルサンチマン」(・・・主に強者に対しての、弱い者の憤りや怨恨、憎悪、非難の感情をいう→Wiki )に囚われてしまってがんじがらめになりそうな雰囲気満点だったのですが、幸いそのタイミングでこの「ルサンチマン」という言葉そのものを意識していたからか、その様な自分の感情も傍観出来ていることは不幸中の幸いです。

といっても、ルサンチマン的要素は多分にあるので、あーだこーだ言いたくなることは山ほどあるんですけど、ま、それは置いておくとして、

ニーチェ的にはルサンチマンを超越するには「超人」になるしか無いそうなんですけど、普通に考えて、無理やろ(笑)

ニーチェ自身、「超人」になる前に「狂人」になってしまいました。(本人的には「超人」なんだと思いますが…)

行き止まりか。

と、思っているところに、京大の今中・小出コンビを発見して、未発見の新たな元素を見つけた様に新鮮な気分になりました。(口内炎の日記の下の方に追記で参照しています。)

5月23日(月)の参議院行政調査会では小出さんが話をされる様ですが、そのくらいのことでは世の中、ただちに影響はない(笑)と思います。

が、小出さんという存在が確認出来たこと、原子力ムラと呼ばれる界隈が有意に完全な(都合の良い)無菌状態でなかったことが確認出来たことは何より有意義だと思います。

形而上的な世界(あるいは、進化論的な世界というか科学的な世界)よりも現実世界に解が有りそうな光が見えてきました。
< ※覚え書き(追記):放射線を含めた量子論など、もともと実証主義の最先端であるはずのものは、なぜか多分に哲学…もっと言うと宗教的ですらあるという矛盾を感じないではいられないことも含める。ので、上の「現実世界」は実証的にという’縛り’(笑)を超えて、ほぼカオスに近いかも → これ、辺縁系だと思う。辺縁系の科学者発見! 科学者の善意とか良心的な…とか道徳的な…というルサンチマン(=新皮質、ネガティブ)で語っては間違う。人類のホメオスタシス。対極的には経済学で用いられるところのいわゆる「見えざる手」(実証的な意味wで。都合の良いブラックボックスという様な。)か? >

そして、その存在はボクの中ではモーツァルトの音楽にもつながるんですけど、まだうまく纏められないのでまたいつか、もやもやカテで(笑)

口内炎

2〜3週間ほど前(?)、八尾チームのひろみちゃんとかおりちゃんが同時に口内炎になってて「野菜食べれ。野菜。」とか言いながらビタミンCのど飴を2粒ずつ配給してたんですが(笑)、その後、かおりちゃんの友達も同じ頃に口内炎になってたと聞いたり、ネット上でも職場で同時に口内炎の人がいるとかいうのを見かけたりしたので、まさかと思いつつ検索してみると・・・

がんの放射線治療の副作用とか、広島・長崎の原爆の被曝症状などに「口内炎」がばっちり含まれているのを発見してしまいました。

原発事故前後の口内炎の発症数なんて調べられないんですけど、参考程度に、ブログ検索の「キーワードの注目度」というのの推移をグラフで見ると・・・

う〜ん。

ちなみに「なんで?富山なんに?」とも思いたいところですが、海外の拡散シュミレーションとかを見ると・・・


(↑ノルウェーの気象局のシュミレーション http://transport.nilu.no/products/fukushima ←サイト内の青矢印でそれぞれ(ヨウ素、セシウム、キセノンの総量・表面 / 日本、アジア、太平洋・・・)のアニメーションが見れます。
上図に表記の時刻はたぶん現地時間なので、ノルウェーとの時差(+9時間)を考えると、上図はほぼ(これを書いている)現在の日本の様子だと思います。
<参考:他にも各国のシミュレーションや国内データなどをまとめたサイト → http://atmc.jp/ > )

原因と症状の因果関係を科学的に(というか、むしろ法的に)立証するのは大変困難なことだと思うんですが、それを前提にしても情報を極力開示せず統制するという流れは、こういう解析とかが最も得意そうなハイテク・ジャパンとしては本当にバカバカしいと思いますし、また、それを真に受けて無防備で小さな子供をリスクに晒してしまったり、わざわざこんなときに海外から人を連れて来ようとしたりする(←毒出しw てかメインテーマだったりw)のは、どうなんでしょう。

ということで、かおりちゃんによると「にんにく食べたら口内炎一発で治った」そうなので、口内炎で悩んでいらっしゃる方はぜひお試しを!
(という様な論点のすり替えも、今後益々多発しそうで怖いです。)

p.s.
うわ。しかも、雨がザーザー降ってきた。
(チェルノブイリの汚染地域が地図上でまだら模様なのは雨が降ったか降らなかったかの差)

まぁ、でも、自分はこの後普通に、けんとなっちゃんの散歩に行くんですけど(笑)

(4/19 追記:
ぴったりのタイミングでタイムリーなニュースがあったみたいなので…
「拡散の試算図2千枚、公表は2枚 放射性物質で安全委」

(4/20 追記:
東日本大震災:射水で微量な放射性ヨウ素、雨やちりから検出 /富山(4/19)

県は19日、県環境科学センター(射水市中太閤山)で採取した雨やちりなどの降下物から、1平方キロ当たり2・4メガベクレルの放射性ヨウ素を検出したと発表した。

※( MBq/(km)2 = Bq/m2 )

ということで、ある程度シミュレーションの有効性が裏打ちされた形となった様子。
※県は「健康に影響を及ぼすものではないレベル」としています。

=せいぜいで口内炎か鼻血程度wとかいう意味か?

と、あまり煽ってばかりでもアレなんで、
県内での環境放射線モニタリング結果について(富山県)

(5/10 追記
連休中に文部科学省から放射線量の汚染地域マップが発表された様だけど、浜岡停止の陰に隠れて(?)なぜかそれほど具体的に議論されていない(?)
「航空機計測もとに「地表汚染マップ」 日米共同で製作」

「文部科学省及び米国DOEによる航空機モニタリングの結果
(福島第一原子力発電所から80km圏内のセシウム134、137の地表面への蓄積量の合計)」

文部科学省HPよりダウンロードした資料より一部抜粋したもの↓)

(ちなみに、チェルノブイリでは、1平方メートルあたりの放射能汚染度が148万ベクレル(1480kBq/m2)以上は「強制移住」(旧ソ連当時、その後55万ベクレル(550kBq/m2:ロシア、ウクライナ、ベラルーシ)に範囲を拡大)というレベルの濃度。上図でいうと水色部分の一部を含む緑、黄、赤の部分はすべてこの基準に当てはまることになる。よね?????)

(事故後早い段階(3/17未明)で米国のルース駐日大使が(救援活動にあたる米海軍などの要員に対しては16日時点(米国防総省のラパン副報道官))、半径80キロ以内にいる米国人に避難するよう勧告(後に救援活動は50海里外に拡大)したのはかなり適切な対応だった・・・というか、上図の様な状況を既に把握していたと思われる。もちろん…日本政府がこの段階で情報を共有していなかったということは考え難いが当然法的根拠は無い。
(5/20 追記)・・・と思いきや、「菅首相視察前、官邸に予測図=放射性物質の流れ確認?」

東京電力福島第1原発事故の発生直後の3月12日未明、放射性物質が原発の海側に向かうことを示す「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI)の予測図が首相官邸に届けられていたことが19日、分かった。民主党の川内博史衆院科学技術特別委員長や政府関係者が明らかにした。

メカニズムとして見やすいと思うシミュレーションの動画↓
(&30万ベクレル以下というアバウトな括りの部分を可視化するものとして)
(出典:http://www.kfcr.jp/gradi.html

(左:移流物質の濃度 右:雨で落下した物質の(積算)濃度)
※現時点で報告されている千葉県や東京都、埼玉県、神奈川県の一部での線量の異常(ホットスポットと呼ばれる場所の存在や明らかになっている農産物への影響)ともだいたいつじつまが合っている様なので、かなり信憑性が高いシミュレーションだと思われます。
(5/21 追記
日本原子力研究開発機構の「原子力機構各拠点のモニタリングポスト(代表点)における線量率の推移」

また、
3月12〜13日の女川原子力発電所 モニタリングポストの値

を見ても、上記シュミレーションとほぼ整合していることが分かると同時に、動画のシミュレーションの期間のうちに、現在各地で検出される放射線の由来となる放射性物質の拡散もほぼ収束(?・大規模な放出が無いという様な意味で)しているのかな?ということが推測出来ます。

(5/15 追加
・文部科学省発表 「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)等による計算結果」より抜粋↓

あくまでもシミュレーション結果なのでモニタリング(実測)データと詳細は異なる可能性があるが、広範囲に影響が及んでいることや、それが同心円状ではないことを目視する参考として。

■放射能の健康への影響の参考:
 (「ただちに…」じゃない方の影響。IAEAなどのいわゆる公式発表との差分の解説含む。事故前(2006年)に制作された番組)

汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~1_5.avi (上の動画)
汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~2_5.avi
汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~3_5.avi
汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~4_5.avi
汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~5_5.avi

(追記 5/21
原子力安全委員会 → 「低線量放射線の健康影響について」(5/20)

・・・100mSv以下では確定的影響は現れないと考えられます。・・・
・・・100mSv以下の被ばく線量による確率的影響の存在は見込まれるものの不確かさがあります。・・・
 2009年の日本人のがん死亡率は約20%(がん罹患率(2005年)は約50%)で、年々変動しております。また、地域毎、がんの種別毎のがん死亡率の変動もあります。100mSvの被ばくによるがん死亡率は、その変動の範囲の中にあるとも言えます。

安全(笑)いいんかい(笑)

■原発事故の現状の把握などの参考:
原子力安全研究グループ(京大)
小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ →動画・音声やその文字起こしなど多数有。感謝。

■上記 小出氏、今中氏など(京大 熊取六人組)の参考(これも事故前(2008年)に制作された番組。放送後に電力会社から圧力がかかったことでも有名になっている。):

なぜ警告を続けるのか~京大異端児1/4(上の動画)
なぜ警告を続けるのか~京大異端児2/4
なぜ警告を続けるのか~京大異端児3/4
なぜ警告を続けるのか~京大異端児4/4

(追記 6/28)
■「その日のあとで~フクシマとチェルノブイリの今」
上記「なぜ警告を続けるのか~京大異端児」の同じ方が制作された番組だそうです。(6/26放映)

その日のあとで~フクシマとチェルノブイリの今~(1) (上の動画)
その日のあとで~フクシマとチェルノブイリの今~(2)
その日のあとで~フクシマとチェルノブイリの今~(3)
その日のあとで~フクシマとチェルノブイリの今~(4)