遊びをせんとや生れけむ
戯れせんとや生れけん
遊ぶ子供の声きけば
我が身さえこそ動がるれ
平安時代に編まれた「梁塵秘抄」の中の有名な今様(というものだそう)です。
遊んでいる子供を見ていると、ついついこっちまでニヤけてしまう・・・という感じの、天真爛漫に遊ぶ子供を目を細めながら傍観している様な解釈をよく見かけますが、本当は主語は「自分」とか「自分たち(みんな)」なのではないかと、最近とくにそう確信します。
「遊ぶ子供の声きけば」は、ただの言い訳(というかトリガー)…というわけです(笑)
戯れは、ここでは”たわぶれ”と読んでそのまま”じゃれる”という意味ですが、この言葉は機転が利くとか気が利くという意味も孕んでいて、”シャレ”や”おしゃれ”もここから発生した言葉だそうです。”おどける”とも読めますが、それも同様に良い言葉だなと思います。
このごろ趣味が完全にジジぃ化していてすみません(笑)